
履中とは?
履中とは履修中止のことで、一度履修した科目を履修から削除します。
つまり、履修しなかった事と同じにすることです。
ちなみに、同志社大学公式ではこのように書かれています。
授業開始後1か月程度授業を受講し、望ましい評価が得られないと判断した科目については、各学部・研究科が定める科目を除き、履修の中止を認めます。

はい。その通りです。
大学は自由なのですから、本人が授業に参加しなくて、落単するのならそれでいいのです。
しかし、履中は落単とは違うんです。
履中と落単の違いは?
履中は、履修中止なので、そもそも授業をとってなかったことにする。
つまり、授業をとっていないのだから、評価は当然ないですし、履修登録として単位を含みません。
それに対し、落単は、履修したけれども、単位が取れなかった。
つまり、授業をとっていて、成績が悪いので、評価はF(単位不可)となります。
そして、履修登録として登録しているので、その科目を登録したことになっています。
もっと具体的な例をあげて言うと、次のようになります。
AさんもBさんも【解析学I】(2単位)という講義を春に履修したとしましょう。
AさんもBさんも春に28単位、秋に20単位履修していたとします。
Aさんの場合
Aさんは、履中したので、この科目をなかったことにできます。
なので、この科目の評価は当然できません。
さらに、春にこの【解析学I】を履中した場合、春に登録したのは、【解析学I】(2単位)がなかったことになっているので、春に登録した28単位から2単位を引いた26単位となります。
Bさんの場合
Bさんは、この【解析学I】を落単したとしましょう。
この場合、Bさんは【解析学I】の評価はF(不可)となります。
また、春に履修登録として【解析学I】を登録したのですから、Bさんは春に28単位履修したことになっています。
Aさん(履中の人)の場合は、春に26単位しか登録してないのですから、もともと秋の履修予定だった20単位から22単位にする事ができます。
Bさん(落単の人)は、もともとの通り、秋は20単位しか取れません。
ポイント
履中はそもそもその科目を履修してないことにする
落単は、履修したことになり、悪い結果(F)がつく
落単について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
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【落単とは?】gpaや留年との関係について徹底解説!
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履中のメリット
先程のような例でわかったと思いますが、履中すればその科目を履修してなかったことにできます。
もし、単位が取れそうがなかったり、先生との相性が合わない場合には履中をするメリットがあります。
履中をすれば自分の評価が下がる事が無いですし、他の科目を受ける事も可能です。
以下の図のように、GPAが下がることもないのです。
万が一、自分の取った科目が自分と不向きだったり、思うような成績が取れない、落単しそうだと感じた場合は履中すると良いでしょう。
ポイント
1か月やってみてダメそうなら、履中すべし。
履中での注意
履中はいつでもできるわけではないです。

なので、履中可能な期間を調べておきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
落単するかもしれない、この科目は次取りたくないと思ったら、迷わず履中しましょう。
ちなみに、僕は、落単しそうだなって思ってて我慢して授業受けたら、案の定落単しました笑
gpaを下げないためにも履中についてよく考えましょう。
今回の記事は『大学生の成績』講座【第4回目】です。
【第2回】落単とGPA・留年の関係について
【第4回】履中について←今のページ
【第5回】カンニングをしてもバレないのか?
【第6回】レポートのコピペはバレるのか?