目次

再履修とは?
再履修(再履)とは?
再履修とは、一度履修して、落単した科目をもう一度履修することです。
必修を取得できなかった(落単した)時によく使う言葉ですね。
例としてはこんな感じです。

落単について知りたい方はこちら
落単について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
合わせて読みたい
再履修するときの疑問
再履修した後のgpaはどうなるの?
A 二回目の再履修がそのままその成績となります。三回目以降は、二回目以降の成績の平均値となります。
2回履修した場合
例えば、法学Ⅰを一年生の時落として、2年生の時にC(2.0)だとします。
すると、科目のGP(評定)は以下のように計算できます。
科目名 | 単位数 | 評価 |
---|---|---|
法学Ⅰ(2回目) | 2 | C (2.0) |
この場合の法学Ⅰの科目のGPは2回目の成績のC(2.0)となります。
3回履修した場合
ちなみに、3回履修した場合は以下のような計算になります。
科目名 | 単位数 | 評価 |
---|---|---|
法学Ⅰ(2回目) | 2 | F (0) |
法学Ⅰ(3回目) | 2 | C (2.0) |
この場合、2回目以降の評価の平均なので、
となります。
GPAについて知りたい方はこちら
GPAがどうやって計算されるのか。gpaが就職や奨学金に関係してくるのか知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
合わせて読みたい
再履修って絶対にしなければいけないの?
A 必修科目の場合は必ず再履修しなければならない。それ以外はどちらでもいい。
必修は確実に再履修
大学を卒業するためには必修科目を取っていなければならないです。
必修を落単した場合、再履修をして単位をとらなければ卒業することはできません。
ココに注意
大学ごと、専攻ごとによって変わりますが、必修以外の卒業条件や進級条件があります
- 3年生までに20単位の必修を取っておかなければならない
- 2年から3年に上がるときに70単位取れていないと留年
- 言語の単位を4単位取っていなければ卒業できない
など、さまざまあります。
自分の学科のシラバスを確認しましょう。
必要でなければ取らなくてよい
進級条件や卒業条件に関係ないのであれば落単した科目を再履修しなくてもよいです。
しかし、再履修しなければGPAは低いままになってしまいます。
レポートがものすごく大変だったり、先生が自分と合わない以外はもう一度再履修するほうが無難でしょう。
落とした授業だけしか再履修できないの?
A 落とした授業だけしか再履修できません。
一度Fや不可がついた科目以外は再履修できません。
再履修のデメリット
次は、再履修のデメリットについて話していきます。
時間の無駄
本来であれば一回で単位が取れるのに二回目を受けているということは時間の無駄です。
90分の授業を15回受けることをもう一度しているのです。
この無駄にした時間があればバイトや、遊ぶことに費やすことができたと考えると後悔します。
焦る
3年生の必修を落としたりするととても焦ります。
4年生の卒業でもう一度取り直さなければならないですし、万が一4年生になって落としてしまうと留年になってしまいます。
やはり、落とした科目が必修や準必修の場合、一度落としているので二回目が取れるか不安になるでしよう。
この焦りで、他の科目に影響が出る場合もあります。
テストの時間も落とした科目に時間が割かれるため、他の科目の勉強が疎かになってしまいます。
恥ずかしい・気まずい
こればかりはどうしようもないです。

同学年の友達がいないといろいろと不安ですし、下の学年からの目を気にしてしまいますよね。
しかし、気にしても何も始まりません。
むしろ、もう一度学ぶチャンスだと思ってポジティブに受講していきましょう!
再履修のメリット
次は、再履修のメリットについて話していきます。
理解が深まる
一度落としたので、もう一度復習しなければなりません。
二度勉強することで、その科目についてよく学ぶことができますし、次はとらなければと焦って勉強することになるでしょう。
ギリギリ単位を取るより、理解が深まってより学ぶことができます。
成績が良くなる?
再履修は科目の流れが一度わかっているので、良い評価をもらえる場合があります。
単位を落とした場合、再履修すれば、二回目の成績がそのままその科目の成績となります。
つまり、ギリギリで単位を取得して評価が低いより、単位を取得せずに再履修で良い評価をもらう事ができるかもしれません。
本当に良い評価を貰いたいので意図的に単位を取得せず、再履修をするという人もいます。
交友関係が広がる
一個下の学年と仲良くなれる場合がありますし、同じく単位を落とした人と仲良くなれるかもしれません。

また、再履修だけの少人数のクラスで編成されるところもあり、みんな仲良く頑張ることもあるので楽しいかもしれません。
まとめ
論理的に考えるとデメリットしかないです。
しかし、考えようによってはメリットもありますし、もう一度復習するチャンスだと思いましょう!
単位を落としたことをいつまでも悔やむのではなく、次はしっかりと単位が取得できるように頑張りたいですね。
今回の記事は『大学生の成績』講座【第3回目】です。
【第2回】落単とGPA・留年の関係について
【第3回】再履修とGPA関係・再履修の雰囲気について←今のページ
【第4回】履中について
【第5回】カンニングをしてもバレないのか?
【第6回】レポートのコピペはバレるのか?