目次
まず、今回の記事のまとめはこんな感じです。
本記事のまとめ
- 落単とは、単位を落とすこと
- 落単したらgpaは下がる
- 進級条件を満たしていれば落単しても大丈夫
- 落単しないためにも授業は聞こう!
落単とは?
落単とは?
落単とは、単位(科目)を落とすことです。成績が不可になっていることと一緒です。

次に、落単するとどうなるのかについて解説していきます。
落単したらどうなるの?
落単するとどうなるのかは以下のとおりです。
落単するとどうなるの?
- 科目の評価が不可(F)になる
- その科目が進級条件に必要なら再履修しなければならない
- 進級条件を満たせなければ留年
一つずつ解説していきます!
科目の評価が不可(F)になる
評価がFになると、以下の二つの事と同じことになります。
評価が不可だと?
- 科目のGPが0になる
- 科目のGPは0のままGPAに加算
- 授業を受けたことになる
科目のGPが0になる
まず、GPについて解説します。
GPとはグレードポイントのことで、科目の成績のことです。

5段階評価だと以下のような配点になります。
点数 | 評価 | GP(グレードポイント) |
---|---|---|
90 - 100点 | Aや秀 | 4.0 |
80 - 89点 | Bや優 | 3.0 |
70 - 79点 | Cや良 | 2.0 |
60 - 69点 | Dや可 | 1.0 |
59点以下 | Fや不可 | 0 |
落単をすると、このGPが0になります。そして、GPA(GPの平均)が下がっていしまいます。
GPAについて深く知りたい方は次の記事がおすすめです。
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科目のGPは0のままGPAに加算
落単すると、科目のGPは0のままGPあに合算されてしまうので、GPAが低くなってしまいます。
例)GPAの算出方法
例えば、春学期の成績が以下のような場合について考えましょう。
科目名 | 単位数 | 評価 |
---|---|---|
スポーツパフォーマンス | 1 | A (4.0) |
線形代数Ⅰ | 2 | C (2.0) |
法学Ⅰ | 2 | C (2.0) |
経済学Ⅰ | 2 | F (0) |
理工学実験Ⅰ | 3 | B (3.0) |
この場合の平均は以下のようになります。
この2.1という値がGPAです。
この例では、経済学の単位を落としていますが、登録した科目の単位として計算されてしまうので、GPAが低くなってしまいます。
授業を受けたことになる
落単は、授業を取ったことになります。ただ、授業を受けたことになっているのに、単位を取ったことにはなりません。つまり、その科目を習得したことにはなりません。
『授業を受けたのに、先生にその科目を習得したと認められていない』という事です。
これが何に関わってくるかというと、履修登録です。
履修登録と落単の関係
大学によって異なりますが、履修登録の際、1学年で〇単位まで履修可能と書かれています。
例えば、同志社大学では、1学年に48単位まで履修可能です。
落単したとしても受けられる授業数を増やすことはできません。履修は、受けれる授業の個数なので、落単したとしても、授業は受けたことになります。
なので、春学期に2単位落としても、秋学期に2単位分追加で履修することはできません。
履修中止(履中)すると追加で授業を取れる
落単とは別に、履修中止(履中)では、春学期に2単位の授業を履中すると、秋学期に追加で2単位分追加で履修することもできます。
履中についての詳しい説明はこちら
履中について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
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大学の進級条件と再履修について
ここで、大学の進級条件について話していきます。
ココに注意
これは大学や専攻ごとに全く違うので、自分の大学の専攻のシラバスをよく確認してください。
大学には必ず取らなければ卒業できない必修という科目があります。

この必修という科目を落とした場合は、卒業までに単位を取らなければならないです。
また、大学の専攻によって条件は全然違いますが、2年生から3年生に上がるときに、準必修の科目がが10単位取れていないと進級できないときもあります。
その場合は再履修しなければならないです。
再履修の詳しい説明はこちら
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どうしたら単位を落とすの?
落単の原因は主に4つです。
- 科目の得点が60%未満
- 出席必須の授業なのに出席しなかった
- カンニングした
- コピペした
これはシラバスにしっかり書いてあるので、もう一度よく読みましょう。コロナ期間の今で変わっている可能性もあります。
科目の得点が60%未満
ほとんどの大学では100点満点中60点以上で単位取得となります。なので、60点未満は落単になります。この成績評価はシラバスに書いてある評価方法をもとにつけられます。
成績の例
例えば、出席点20%・中間テスト40%・期末テスト40%の評価方法で、以下のような結果だとします。
これを、100点満点で計算したときに70.6点になりました。すると、70-80点では、評価はCになります。
このような形で科目ごとに評価されます。
この得点が60点未満のときに落単になります。
出席必須の授業なのに出席しなかった
この点数が60点以上でも、授業によっては落単になる場合があります。
例えば、出席が3分の2を満たしてなければテストを受けられない。ということがあります。
また、60点以上取っているが、テストを受けられなければ問答無用で落単という科目もあります。
これを防ぐためにも、シラバスをよく確認しましょう。
カンニングした
カンニングがバレると、落単になります。
カンニングがバレるのか不安な方は以下の記事を参考にしてください。
カンニングについての詳しい説明はこちら
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レポートをコピペした
レポートをコピペして、それがバレると落単になります。
なぜコピペがバレるのか。バレたらどうなるのか。など詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
コピペについての詳しい説明はこちら
なぜよんぱちは10単位も落としたの?
授業に出なかったから単位を落としました。これが一番大きいですね。
僕は、昔からサボり癖があって、ほとんど授業にでていなかったので単位を落とすことになりました。出席点が低くても、やはり授業に出ることが大切ですね。3分の2出席していなければテストさえ受けれなくなってしまう科目もありますし。
僕の経験からは、しっかり授業に出ようということですね。また、僕はインフルエンザにかかってしまい、ディスアドの状態でテストを受けたのも原因の一つです。追試験は一般のテストより難しいこともあり、単位が取れなかった科目もありました。
そのせいで、僕は10単位も落とすことになりました。
ココがポイント
- 授業に出てしっかり聞くことが大切
- 追試験はなるべく避けたい
まとめ
落単をしてもいいことはほとんどないです。
今回落単した人は次回ではしっかり単位が取れるように頑張りましょう。
今回の記事は『大学生の成績』講座【第2回目】です。
【第2回】落単とGPA・留年の関係について←今のページ
【第4回】履中について
【第5回】カンニングをしてもバレないのか?
【第6回】レポートのコピペはバレるのか?