目次

気になる本記事の結論はこんな感じです。
『コピペは絶対にバレているけど、教授は見逃してくれている』です。
コピペとは?
コピペって?
コピペとは、コピー&ペーストの略で、ネットや本などの文章を丸パクリすることです。
よく教授が、「コピペは単位がないので気をつけてください」とか言っていますよね。ですが、コピペはすぐにわかります。
今の時代、学生のレポートをコピペソフトに通してボタン一つでコピペチェックができるからです。
バレてどうにかなるのが怖い人はコピペをすることは絶対にやめた方がいいです。
しかし、すべてのコピペが悪いというわけではないです。
むしろコピペをすることによって評価される「引用」というものもありますので、解説していきます。
一般的にコピペがダメな理由
コピペがダメな理由は以下のようなことがあげられます。
ココがダメ
- 盗作になるから
- 自分の考えではないから

盗作について
ココがダメ
盗作とは、他人の作品の全部または一部を、そのままで、自分のものとして、無断で使う行為。また、そうした行為によってできた作品。剽窃(
つまり、人のものを無断で転載して自分の作品のようにしていることがダメなんです。
盗作・無断転載は犯罪
著作権というのはみなさんご存知だと思います。作品には制作者の権利があります。
主に、写真や音楽、動画などは制作者の権利があり、制作者の確認なしに利用する(盗作、無断転載)ことは犯罪です。
身近な盗作や無断転載
身近な盗作で言えば、最近ではyoutebeでよく見ますよね。
再生回数を稼ぐために、テレビを録画してアップロードしたり、大物youtuberの動画をアップロードしたり。
他人が作ったものを自分のチャンネルで上げて収益を取っていたら、元の作成者からしたら怒りを覚えるのはよくわかるでしょう。

youtubeの場合は、転載したことで作成者の再生回数が減ってしまいますから制作者からしたらいい迷惑です。
このように、他人が転載することでその作品の価値が下がります。なので、他人が制作したものには敬意を表して作成者の記入必要があるのです。
論文・レポートでもコピペは盗作
その人が考えたこと、調べた情報、考えたことには価値があります。
そして、論文で一番大切な制作者の名前が知られるチャンスでもあるのに、そのチャンスを無くしてしまうのがダメです。
どんな作品にも価値があり、それを無断で転載するのはダメなんです。
以上から、”無断で”のコピペはやめましょう。
ココがポイント
- 盗作、無断転載は犯罪!
- 論文やレポートにも作品としての価値がある!
- 作品を使いたいなら、無断で転載してはダメ!
自分の考えではないから
レポートとは、本来自分の考えを書くことに意味があります。
友達の考えを丸パクリしたレポートは意味がないんです。
教授も学生の学力を見るためにレポートを出してるわけですから、単に人の考えをコピーするのはカンニングと同じなんです。
レポート試験はどこまで考えることができたかを見ています。
レポート自体に答えはない
レポートにはそもそも答えはないです。何かしらの命題がありそれを文章で論ずるの課題であるから、最終的な答えは一通りではないのです。
例えば、こんなお題があったとしましょう。
お題「優先席は必要あるか論ぜよ。」
この場合、優先席が必要であると考える人もいれば、必要ないと考える人もいます。
優先席の是非よりも、理由を論理的に考える過程に意味がありますよね。
特に理系では『~を考察せよ。』という課題が多くあります。
これも同じように論理的に、定量的にレポートを書く必要があります。
なぜ実験で出た値が出たのか、その値は一般的な数値と比べてどうなのかを定量的に説明することをしなければならないです。
以上から、人の考えていることをあたかも自分が書いたようにするのはカンニングと同じようにダメなんです。
コピペはバレるのか?
始めに言ったように、コピペはバレます。確実に。
今のIT技術ではどこからコピペしたのかわかってしまうソフトがあるからです。
また、wordでの作成者の違いや、初歩的な間違いなどでバレてしまう場合もあります。
コピペがバレる理由3選
コピペソフトでバレる
コピペルナーは、コピペ判定支援ソフトです。学生がレポートや論文などを作成する際、インターネットや知人の文章から不正な引用(コピペ)を行うことが社会問題となっていることから、金沢工業大学知的財産科学研究所長の杉光一成教授がしくみを考案し、株式会社アンクが開発しました。
どこの論文やサイトからコピペしてきたのかすぐに解析できてしまいます。
さらに、このコピペルナーの恐ろしいところは、過去の先輩方のレポートのデータベースが蓄積されているので、過去の先輩や友達のレポートをコピペしたというのもわかります。
そして、先輩や友人とのレポートの結合率もわかっていしまいます。つまり、レポートを写したことがバレてしまうんです。
他人と被らないレポートはユニークとして表示されますが、同じようなことを書いている人たちはグループ化されます。
コピペルナーだけではなく、他の解析ソフトも様々あるため、何かしらかのコピペチェックソフトを大学は使っていると思うので、絶対にバレてしまいます。
間違えた箇所でバレる
論述のようなレポートではコピペルナーなどのソフトを使ってコピペかどうか判断されますが、ただ単に答えを書くところで同じ答えを書いてしまってコピペがバレる可能性があります。
僕の高校の友人のK君は友達に英語のレポートの課題をやってもらい、間違えた箇所が同じだったために疑われました。
結果的に不正行為とみなされ、K君は秋学期の単位が0になりました。
その課題というものですが、簡単に言うとこんな感じの問題でした。
【副詞である英単語を5つ見つけよ】
このような類の問題で、答えが無限にある中で形容詞の英単語を3つ書きました。
それも、友達と同じものを。これは友人と答えを合わせてたとしか考えられないですよね。
本来、間違えるはずのないところで、他人と間違えが被っていると疑われます。
wordでバレる
wordの文字でバレる
大学生御用達のwordでもバレてしまいます。
よくあるのがフォントや文字サイズの違いです。
ネットのものをコピペした場合は、文字のフォントや大きさまでもコピーされるので注意が必要です。
例えば、このページをコピペしてみましょう。
そのままコピペしてしまうと以下のようになってしまいます。
これは、ネット上で文字の大きさやフォントを指定されているものまでコピペされているので、何も依存していない形にしなければならないです。
ちなみに、この場合に適切な方法は、メモ帳に一回コピペしてから張り付けるとうまくいきます。
このように、メモ帳にいったんコピペしてからワードに張り付けるとうまくいきます。
似ているフォントがたくさんあるのでなかなか気づかないかもしれませんが、気を付けてください。
または、張り付けるときに、[Ctrl]+[Alt]+[V]キーを使うとうまくいきます。
wordの作成者の名前でバレる
また、コピペとは違うんですが、wordのプロパティからwordには制作者の名前を見ることができます。
他の人のパソコンでやったり、他の人のアカウントで制作するとばれてしまうので気を付けてください。
バレたらどうなるの!?
僕が通う同志社大学ではコピペがバレると、その学期中の全科目が0点になります。
以下は同志社大学からの引用です。
論文・レポートに関する不正行為について
次のような論文・レポートの不正作成は、筆記試験におけると同様に不正行為として取扱い、教授会が認定した場合は学部一般内規に従って処分の対象とします。
- a.
- 論文・レポートの作成にあたって、他人の著作物やWEB上の情報等を参照・引用したにもかかわらず、引用部分の明示や出典の記載もなく、自身で作成したように記述すること。
- b.
- 他人が作成した論文・レポートを自分のものとして提出すること。
- c.
- 他人に依頼し作成された論文・レポートを自分のものとして提出すること。
- d.
- 他人に依頼されて論文・レポートを作成すること。
- e.
- 転記目的で他人が作成した論文・レポートの提供を受けること、また自身が作成した論文・レポートを転記目的で他人に提供すること。
- f.
- その他、論文・レポートの公平性を損なう行為をすること。
前2項の不正行為があって、当該学部教授会がそれを認定した場合は、その試験が実施された学期中の全科目を不合格(2004年度生以降)または0点(2003年度生以前)とし、これを公表する(ただし、当該教授会が定める科目については除く)。
これは同志社大学の規定ですが、他大学でも同じような罰則です。
全科目0点で不合格となると留年まっしぐらとなります。くれぐれも気を付けてください。

なのでコピペ不安だけどたぶん大丈夫でしょう!(笑)
良いコピペとは?
コピペは悪いものだと思っていると思いますが、実はコピペは良いものなんです。むしろコピペはしなければいけません。
さっきと言ってることが矛盾しているように聞こえますが、「引用のあるコピペ」は良いコピペで、レポートや論文を書く場合には必要な事です。
引用のあるコピペとは?
今までは、引用のないコピペ(無断転載)について話していましたが、引用のあるコピペは良いコピペなんです。
例えば、自分はこう考える、このように説明できるとレポートに書いても、いまいち説得力がないですよね。
そこで、信頼される論文を引用するんです。
誰かが同じような事を言っていて、その意見に正しい根拠(実験で得られた結果)があるとします。
この人はこのように考えていて、その根拠もちゃんとあるので、自分が言ってることは正しいと説得力を増すことができます。
理系の場合は、同じような実験を行った論文を引用してきて、それを使って理論値との誤差を説明することができます。
そのため、どの論文にも、最後に必ず参考文献がかかれています。
これは、今までの研究結果を引用して、それに沿って私は研究しましたという事を示しています。
このように、引用のあるレポートは説得力が増して良いレポートを書くことができます。
引用しよう!
さて、もう一度同じようなことを言いますが、コピペをしないレポートは誰も読みたくないです。
なぜなら、どこの誰だかわからないようなやつが自分一人で考えた理論なんか読みたくないからです。
余程の天才でしかそんな頭の良い考え方はできません。
そこで引用をして、この人も同じこと言ってる!というものを探していきます。そうすることで自分の意見の説得力が増します。
引用の書き方
引用はこんな感じでやればOKです。
コピペしたなら絶対引用しよう
コピペをしてバレたくないので引用元を書かない人もいますがそれはやめましょう。
何度も言っていますが、コピペチェックのようなツールでどこから引用してきたかわかるからです。
コピペしてきたサイトのURLが一瞬でわかるので意味がないです。
これで0点になるよりも、私はこのサイトからコピペしてきました!!
と白状した方が良いです。これなら、マイナス評価として受け取られず、逆に加点につながります。
レポートの書き方がわからない人へ
レポートは、書け!と言われてすぐ書けるものでもないですが、書き方や形式などはほとんど決まっています。
おすすめは、「レポート・論文の書き方入門 第4版」です。
レポートを書く上での注意点、引用の仕方や、そもそもレポートって何のためにあるものなのかなど、詳しく書かれた一冊です。

まとめ
今回のまとめはこんな感じです。
ココがポイント
- 引用のないコピペは盗作と一緒。犯罪になる。
- コピペは絶対にバレるからやめよう
- 引用のあるレポートは説得力が増して良い!
良いレポートが書けるといいですね!

この投稿をInstagramで見る
今回の記事は『大学生の成績』講座【第5回目】です。
【第2回】落単とGPA・留年の関係について
【第4回】履中について
【第5回】カンニングをしてもバレないのか?
【第6回】レポートのコピペはバレるのか?←今のページ